バッジシステムとハッシュタグ

GLIDでは様々な学習媒体上で展開された多くの学習コンテンツを「教材」として同じように扱うことができます。各教材にはハッシュタグが紐つけられており、さらに前提バッジや獲得バッジにより各教材は結びついています。

前提バッジとは、「その教材を理解するために必要な知識・スキル・経験」です。学習者は、前提バッジをその都度チェックしながら自分にあったペースで教材を選んで学ぶことができます。

ハッシュタグとは、教材投稿者や学習者がつけた「教材を探すための目印」です。投稿者や学習者の投票によって適切なタグのみが更新され続けます。学習者は、ハッシュタグによって自身の興味・関心にあった教材を直感的に検索することができます。

獲得バッジとは「その教材を通して学ぶことのできる知識・スキ ル・経験」です。学習者は獲得バッジを手がかり にしながら自分にあった順番で教材を選んで学ぶことができます。 

バッジシステムを用いると、知識・スキル・経験のような各人の特長は「バッジ」として可視化できます。学習することは、この「バッジ」を集める作業として GLID 上で管理できます。学習者は、自身の学びの進捗や蓄積の過程を直感的に把握することができ、それは一人ひとりが「学ぼう」というモチベーションを保ち続けることにつながります。

また、その教材で学んだ人がどのような順番・ペースでその後バッジを獲得していくのかを追うことで、それぞれの教材の学習効果測定を精確に行うことができます。さらに、ある人が集めたバッジのリストをその人の正確なポートフォリオとしてそのまま活用できることから、GLID を通じて学習者は「今まで自分が何をしてきたのか、何を知っていて、何ができるのか」を簡単に相手に伝えることができるようになります。GLID でバッジは多言語で提供されるため、それは国内外の壁を超えて様々な人たちに自分のことを表現できるような、一人ひとりの学習者にとっての強力なツールとなります。